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外来生物「タイワンハブ」防除活動の実施報告(2025年12月・2026年1月)

沖縄県の査収が確認できましたので、皆様へ補助事業(沖縄県外来種防除活動支援補助金)の実績報告をさせていただきます。

一般社団法人沖縄県害虫防除業協会(沖防協)では、外来生物「タイワンハブ」に対する防除活動を実施いたしました。

本活動は、沖縄県内における外来種による被害の未然防止および、安全な生活環境の確保を目的として行っている取り組みの一環です

■ 実施概要

今回の防除活動は、以下の日程にて実施いたしました。

2025年12月15日
2025年12月22日
2026年1月5日
2026年1月7日

実施場所は今帰仁村内で、主に夜間帯(20:00〜)において活動を行いました。
タイワンハブは夜行性であるため、活動時間帯を夜間に設定し、効率的な探索・捕獲を実施しています。

■ 活動内容

本活動では、以下の内容を中心に実施しました。

人力による探索
捕獲作業
トラップの設置および点検
安全確認の徹底

延べ4日間、合計約10時間にわたり活動を行い、複数の会員企業が連携して対応しました。

また、活動エリアについては、過去の設置状況や生息環境を踏まえ、探索範囲を適宜調整しながら実施しています。

■ 捕獲結果

今回の活動では、トラップによりタイワンハブ2匹を捕獲することができました。

捕獲は2026年1月5日に確認され、1つのトラップ内で同時に2匹が捕獲される結果となりました。

また、捕獲環境としては以下の特徴が確認されています。

水辺(側溝・小川)周辺
農地に隣接したエリア
餌資源(ネズミ等)が存在する可能性の高い環境

これらの条件は、今後の重点的な防除エリア選定において重要な指標となります。

■ 活動を通じて得られた知見

今回の活動では、以下の点が明らかとなりました。

トラップによる捕獲は効率面では限定的だが、継続的な監視手法として有効
人力探索は、事前情報の精度によって成果が大きく左右される
環境条件(湿度・水辺・餌資源)が生息に強く影響する

また、安全面においても、斜面での作業や視認性の低い環境でのリスクなど、実務上の課題が確認されており、今後の改善につなげていきます。

■ 今後の取り組み

今回の検証結果を踏まえ、当協会では以下のような防除手法の高度化を検討しています。

トラップによる事前捕獲・行動把握
データに基づく重点エリアの特定
人力探索との組み合わせによる効率的な防除(ハイブリッド型)

単発的な捕獲にとどまらず、
「どの条件下で、どの手法が有効であるか」を蓄積・共有することで、
より実効性の高い防除体制の構築を目指してまいります。

■ おわりに

沖防協では、今後も行政・地域と連携しながら、外来生物対策に継続的に取り組んでまいります。

本活動で得られた知見を活かし、県内における安全・安心な生活環境の維持に貢献してまいります。